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クダンの話をしましょうか

クダンの話をしましょうか (MF文庫 J う 3-5)クダンの話をしましょうか (MF文庫 J う 3-5)
(2007/10)
内山 靖二郎

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なんだか、優しい話なんだけど切ない、しんみりくる話でしたね。
自身の持つ不思議な力によって、人の災いを予言するとその人の過去、現在、未来から消えてしまうクダン。
そのクダンが、自分の力を消してくれるという鵺を探しながら、様々な人と織り成す物語なのですが、常にそこには悲しい別れが付いているんですよね。
人との距離が近づけば近づくほど、それはクダンにとって嬉しいことであるのですが、その友達を思えばこそ、災いを予言せずにはいられないクダンは、優しすぎますね。
忘れられることを恐れながらも、友達の災いを放って置くことの出来ないクダンが、非常に切ないです。
はじめにいた登場人物達が、クダンの周りからゆっくりと消えていって、もう一度会ったとしても、その人はクダンのことが見えていない、ただ役割をもってそこに居る人としか認識できないというのは、こちらも切なくなる感じでしたね。
でも、その切ない話の幕間に挿入される、クダンの日常の出来事は、なんでもない日常のような感じでホッとできるモノがありますね。
だって、普段ミステリアスな雰囲気のクダンが、モンブランケーキに固執したり、「もやし、もやし、もやもやし〜♪」なんて歌を歌ったりするんですからね。
次の作品も、クダンの優しさと悲しい別れの作品になるんでしょうか?
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いくや

Author:いくや
かなりゆるい本好き、ゲーム好きです。
近所の書店のラノベの扱いが日に日に縮小されているのは嘆かずには、いられない。

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