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不気味で素朴な囲われた世界

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス ニJ- 20)不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス ニJ- 20)
(2007/10)
西尾 維新

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沈黙にして雄弁とは、これ如何に?
一言も発せずに表情だけで全てを真意を伝えきる、病院坂迷路はどんだけ表情豊かなんでしょう?
今回の病院坂も、なかなかの奇人でしたね。
しかし、タイトル通りに、不気味な感じの作品でした。
とくに真犯人というべき人物の考え方や動機と言えるものが、私には一番不気味でした。
ラストを読むと、人を人と思っていなかったんじゃないのかと、思える部分もありましたし、そのくせに悪意がないと言うのは、一番性質が悪いのではないでしょうか?
まさに、悪意なき犯罪とでも言うべき事件なのでしょうかね?
しかし、ストーリーの展開はなかなか意外でした。
まさに予想外の展開といいますか、私はこのキャラクターは免罪符が存在して、あのイベントが起きるはずはないと思っていたところ、どころか、そんな可能性を考慮すらしなかった為に、結構衝撃的でした。
また、終わり方が尾を引くような感じで、不気味な作品でしたね。
ですが、そんな不気味な感じがいける人には、十分面白い作品だと思います。
少なくとも、私はかなり楽しめました。
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いくや

Author:いくや
かなりゆるい本好き、ゲーム好きです。
近所の書店のラノベの扱いが日に日に縮小されているのは嘆かずには、いられない。

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